ドラマ『ダメマネ!』第2話考察&感想レビュー。川栄李奈に匹敵する演技で魅せた女優は? 圧巻の芝居の応酬にお茶の間が湧く【ネタバレ】
text by あまのさき
川栄李奈主演のドラマ『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』(日本テレビ系)が現在放送中。本作は、毒舌の新人芸能マネージャーが崖っぷちタレントたちのために奔走する人生リベンジコメディ。今回は、第2話のレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 感想 レビュー】
——————————
【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
富田望生のずば抜けた表現力
第二話では、元天才子役にしてTOYOプロダクションのマネージャー・隅田川道子(=神田川美和/川栄李奈)が、スカウトした後藤沙紀(富田望生)と衝突しながらも俳優としての一歩を踏み出すというストーリー。荒療治なのでは…? とやや不安になる展開も見受けられたが、富田のずば抜けた表現力を目の当たりにできる回となった。
道子が担当している芸能4部は売れないタレントの巣窟のような場所で、エキストラのような仕事しか取ってこられない。そこで、新たなスターを発掘すべく、部長の犀川(安田顕)の命によって俳優志望の沙紀をスカウトする。
ところが、沙紀はささやくような声でしか受け答えに応じず、道子がやっとの思いで勝ち取ったオーディションもドタキャン。さらに、唯一興味を示した動画審査のオーディションでも、二次審査は審査員の前で演技を披露するということを知るや否や、辞退しようとする。
目の前にチャンスがあるのに、自ら手を離そうとする沙紀に痺れを切らした道子は、4部にいるのは周囲から愛想を尽かされても、チャンスを掴もうともがき続ける人ばかりだと一喝。すると沙紀は、自身が吃音を抱えていることを告白する。
2人は吃音を克服するために懸命にトレーニングを行い、オーディションに参加したものの、予期せぬ事態に見舞われ、結果は不合格。再び沙紀は心を閉ざしてしまった。