『PJ ~航空救難団~』第2話考察&感想。石井杏奈の演技が凄まじい…ドキュメンタリーさながらの迫力の秘訣は?【ネタバレ】

text by まっつ

内野聖陽主演のドラマ『PJ ~航空救難団~』(テレビ朝日系)が、放送中だ。本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員、通称PJ(パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊を舞台に、教官と訓練生の心震える群像劇。今回は第2話のレビューをお届けする。(文・まっつ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:まっつ】

1993年、東京生まれ東京育ち。本職はスポーツウェブメディアの編集者だが、エンタメ・お笑いライターとして修行中。1週間に20本以上のラジオを聴く、生粋の深夜ラジオ好き。今一番聴くべきラジオは『霜降り明星のオールナイトニッポン』。好きなドラマは『アンナチュラル』、『いちばんすきな花』、『アンメット』。

『PJ~航空救難団~』の多面的な魅力

『PJ ~航空救難団~』第2話 ©テレビ朝日
『PJ ~航空救難団~』第2話 ©テレビ朝日

 ドラマ『PJ~航空救難団~』第2話が1日に放送された。初回を終えての感想は「熱血スポーツマンガ」という印象が強かったが、もっと多面的な魅力がある作品なのだと気付かされた。

 航空自衛隊・小牧基地が舞台となっている本作。第1話から引き続き救難員を目指す7人の学生が、熱い主任教官・宇佐美誠司(内野聖陽)の下で訓練を行っている。とりわけ第2話では水中での訓練が主となり、唯一の女性である藤木さやか(石井杏奈)が苦戦する一幕があった。

 男性と女性の能力は異なるし、同じ訓練に取り組んでいるため、藤木が苦労するのも無理はない。しかし、過去に水泳で国体に出場した実力を持つ藤木は自分が女性だからと特別扱いされることを嫌い、周囲からの助けも振り払ってしまう。

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