リアリティとエンタメのバランス

『PJ ~航空救難団~』第2話 ©テレビ朝日
『PJ ~航空救難団~』第2話 ©テレビ朝日

 ドラマでありながら、役者自身が実際に訓練に取り組むことでこれ以上ないリアリティを生み出している本作品。主演の内野も溺れた藤木を救い出し、たくましさを見せつけているわけだが、その一方でドラマとして必要なエンタメを作り出していることも見逃せない。

 熱く、まっすぐなキャラクターは浮世離れした人間にも見えるが、ドラマ全体がシリアスになりすぎない点に一役買っている。さらに、ただの熱血漢というわけではなく、全員にしっかりと目を配っていることも明らかで、主任教官としても頼もしい。この人さえいれば、困難はあろうとも、学生たちは全員揃って卒業できるのではと思わされる。

 そんな矢先、白河智樹(前田拳太郎)が暗い表情を見せている。次週は一体どんな展開が待ち受けているのだろうか。

(文・まっつ)

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