キスシーンの演出にも注目

『波うららかに、めおと日和』第2話 ©フジテレビ
『波うららかに、めおと日和』第2話 ©フジテレビ

 このドラマ、なつ美よりも瀧昌の方が愛が重めなところもいい。たとえば、瀧昌が長期航海に出たとき、なつ美が実家に帰省していたのだが、見知らぬ男性の名前が話に出た瞬間に、「弟さんいたっけ? あっ、いとこ?」とあからさまにドギマギ。そして、「いや、近所に住んでいる幼なじみです」と言われた瞬間に、明らかに絶望した感じの表情を見せていたのが可愛すぎた。

 外面はめちゃくちゃクールに見えるが、実はものすごくアワアワしている瀧昌。「毎日一緒に過ごせば、ほかの男の影に悩まされることもないんだろうなぁ」とシュンとしていたのも愛おしくて愛おしくて…。「いや、なつ美のこと好きすぎるじゃん!」と茶化したくなる。

 また、2人は新婚旅行中に初めての接吻を交わしたのだが、満月に見守られながらのキスシーンが映像としても美しくて…。さらに、酸欠でなつ美が倒れてしまうというのもキュートすぎる(瀧昌が、「次からは、鼻で呼吸を」と真剣な顔でアドバイスをしていたのもじわった)。

 そして、なつ美の幼なじみ・瀬田くんに嫉妬をした瀧昌は、「今夜、初夜を最後までします!」と宣言! 最初は、なつ美の方が好きな感じなのかな〜と思っていたのに、今では大逆転を遂げている。

 個人的には、なつ美が好みの味を聞いたとき、「母は病弱だったので、薄味を好みました。でも、子どもながらに物足りなかったので、俺にはなつ美さんの料理がいちばん口に合います。俺好み、です」と答えた瀧昌にもキュンキュンが止まらなかった。「俺好み、です」の言い方が刺さりすぎて何度もリピートしてしまったのは、わたしだけだろうか…。

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