河合優実“蘭子”と細田佳央太“豪”の距離感がもどかしい…。NHK朝ドラ『あんぱん』阿部サダヲ“草吉”の提案とは?
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第28話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
——————————
豪(細田佳央太)にかけた草吉(阿部サダヲ)の言葉は…。
ある日、嵩(北村匠海)は銀座のパン屋で写真に写る草吉(阿部サダヲ)を見つける。
一方、朝田家では釜次(吉田鋼太郎)が豪(細田佳央太)の壮行会をにぎやかにやろうと話す。しかし、豪と釣りに出かけた草吉は、このまま逃げたらどうかと言う…。それでも決意の固い豪に草吉は会いたい女はいないのと問うのだった。
その頃、蘭子(河合優実)の豪への思いを知るのぶ(今田美桜)は、後悔してほしくないという思いから、羽多子(江口のりこ)たちに相談する。その夜、蘭子は羽多子に両親のなれそめを尋ねるのだった。
豪の出征への意思とは裏腹に、蘭子との仲にヤキモキさせられた第28話。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントを見ていこう。
「はぁ〜辛い時代になってきた。豪ちゃんと蘭子ちゃんええ感じになりますように」「豪ちゃん、無事に帰って蘭子と夫婦になって、釜じいの石屋継ごうぜ!(視聴者の願い)」「ヤムさんの『好きなものを食べろ、好きな女に会え』に豪ちゃんは『毎日会ってる』と答える。」「ヤムが豪を必死に止める。足を傷付ける、醤油を飲む…当時の徴兵回避法を勧める。『行くな、戦争なんてろくなもんじゃねえ』『このままどっかに逃げちまったら…』豪の意志は固い。『逃げて逃げて逃げ回るんだ。戦争なんていい奴から死んでくんだから』。戦争の本質分かっててすごい。」「ヤムおじさんは第一次世界大戦に出征してたんかな?そもそも今何歳??」
豪と蘭子の仲がこれからどうなっていくのかが気になると同時に、草吉の言葉に戦争の重みを実感させられる。戦争へのカウントダウンが始まり、不穏な空気が漂ってきた『あんぱん』。できることなら辛い展開は見たくない…。
(文・野原まりこ)
【関連記事】
・【写真】河合優実の存在感が尊い…貴重な未公開カットはこちら。NHK朝ドラ『あんぱん』劇中カット一覧
・次の朝ドラヒロインにふさわしい女優は? 次世代の国民的女優5選
・歴代最高の朝ドラヒロインは…? 連続テレビ小説史上もっとも魅力的な女性主人公5選
【了】