進藤(阿部寛)が長年追っている組織とは?
海馬が注視していた盗撮事件と平行して起きていたのが、闇バイトを経由した殺人事件だ。警察は勇み足で誤認逮捕してしまったものの、実行犯が名乗り出たことで事件は消息を迎えたかのように思えた。
警察の失態を本橋に流したのは、進藤と繋がりのある警察内部の人間。進藤は週刊誌の記者である南(加治将樹)ともパイプを持っており、彼の人脈の広さには不可解な点も多い。
さらに、進藤が追っていると思われる大きな組織の正体も匂わされた。殺人事件の被害者となった女性や、海馬の娘が通う中学校の生徒たちを盗撮した写真がアップされていた違法サイトを運営していた団体こそ、進藤が長年、追っていた組織だった。
驚くべきは、崎久保もサイトを運営していた組織のロゴに見覚えがあったことだ。彼女の回想シーンで微かに映し出された難病支援の団体のロゴが、違法サイトのものと一致していた。
進藤と崎久保の過去には接点があり、ロゴを見ただけで18年前に臓器売買を斡旋したとされる団体のものだと思い当たるだけの関心がある。JBNが過去に報道した輸送機の墜落事故も含めて、それぞれの事件が一本の線でつながる可能性も多いにありそうだ。