「一番涙を流した人」
原嘉孝が見せた若社長の心の変化

『イグナイト –法の無法者-』第4話©TBS
『イグナイト –法の無法者-』第4話©TBS

 第4話は『イグナイト』というドラマの中でもこれまで以上に、ターゲットが訴訟を起こすと決めるまでの「心の葛藤」を丁寧に描いた回になります。その見どころはなんと言っても、何重もの想いを抱えた牧田一也を演じる原嘉孝さんの演技です。

 大手メーカーによる技術盗用疑惑への怒り、その一方で会社を守らなければならないという若社長としての葛藤、そして会社を捨て失踪した先代の父の存在。いくつもの想いとプレッシャーを背負った若社長・一也が、宇崎をはじめとしたピース法律事務所のメンバーと対峙して、どうその心を変化させていくのか? がこの話の最大のドラマだと思っています。

 劇中では何度か一也の感情が高ぶるシーンがあるのですが、その想いが奥底から込み上げてくる一也の演技には特に注目してほしいです。1つ言えるのは、間違いなく原さんが今回の『イグナイト』のキャスト陣の中で、「一番涙を流した人」だと思います(笑)。

【5月9日(金)放送の第4話あらすじ】

 ピース法律事務所では、新たな火種会議が開かれていた。次々と特許を取り、異常なスピードで大手ハウスメーカーへと急成長したミートハウジングだが、その裏では開発権利関係で何度も揉めているという噂が・・・。

 ミートハウジングの新たな犠牲となった牧田材木店をターゲットにするべく、宇崎(間宮祥太朗)たちは若社長の牧田一也(原嘉孝)に接触を図ろうと試みる。しかし、轟(仲村トオル)が力になりたいと申し出るも、一也はそれを断ってしまう。それならばとミートハウジングに怒りを募らせる職人たちから、宇崎と伊野尾(上白石萌歌)、高井戸(三山凌輝)は話を聞くことに。そこで語られた、失踪した一也の父とその後を継いで必死に会社を支えた一也の熱い話に宇崎は胸を打たれ・・・。

 職人たちが一矢報いたいと思っている一方で、頑なに訴訟を拒む一也。そこで轟は、宇崎と高井戸を組ませ、この一件の鍵を握るある人物の元へと向かわせる。

【番組概要】

金曜ドラマ『イグナイト –法の無法者-』
毎週金曜よる10:00~10:54
製作:BABEL LABEL、TBS
企画・プロデュース・脚本:畑中翔太
脚本:山田能龍、山口健人
法律監修:福島健史
音楽:森優太
プロデューサー:山田久人、瀬崎秀人、駒 奈穂子
編成:松本友香、杉田彩佳
監督:原 廣利、吉田亮
出演:間宮祥太朗、上白石萌歌、三山凌輝、りょう、及川光博、仲村トオル
公式サイト
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