タイトルに込められた意味とは?

『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』第7話©TBS
『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』第7話©TBS

 では、このドラマの後半ではいったい誰の価値観がアップデートしていくのだろう。

 それは、ここまで礼子や中谷(ディーン・フジオカ)を気付かせてきた詩穂自身なのではないかと考察する。その大きな理由として、詩穂が高校卒業と同時に縁を切ってきた実の父・純也(緒方直人)が詩穂を訪れるであろうシーンが予告で映り込んでいることが大きい。

「自分にはまったく影響がなく、痛くもかゆくもないできごと」という意味のことわざ、対岸の火事。しかし、このドラマ『対岸の家事』を見ていると“自分には全く影響がない”ことなんて、この世の中に存在しないのではないかと考えさせられる。

 果たして、私たちの物語が、今後どのように展開されていくのか。後半戦も見逃せない。

【著者プロフィール:於ありさ】

ライター・インタビュアー。金融機関、編プロでの勤務を経て2018年よりフリーランスに。サンリオ・アイドル・恋愛コンテンツ・ガールズカルチャー・テレビ・ラジオ・お笑い・サッカーが好き。マイメロディに囲まれて暮らしている。

【関連記事】
【写真】多部未華子の姿に癒される…貴重な未公開写真はこちら。『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』劇中カット一覧
・『対岸の家事』第6話考察&感想レビュードラマオリジナル展開に違和感を感じないワケ
『対岸の家事』第5話考察&感想。多部未華子が新たなロールモデルに…

【了】

1 2 3 4
error: Content is protected !!