今田美桜“のぶ”のまさかの行動でまたもや喧嘩勃発…。NHK朝ドラ『あんぱん』北村匠海“嵩”の複雑な心境に同情するワケ
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第33話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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入り乱れる思い
久しぶりにみんなでラジオ体操をしたのぶ(今田美桜)は、改めて子どもたちに体操の楽しさを教えたいと思う。
一方、メイコ(原菜乃華)は上の空で「お嫁さんになりたい」と言う。それを聞いていた蘭子(河合優実)はメイコの好きな相手が健太郎(高橋文哉)であることを当てる。
その頃、嵩(北村匠海)が大事そうに抱えていたお土産が部屋にあるのを見て、健太郎(高橋文哉)と千尋(中沢元紀)は、のぶに渡さなくてよいのかと心配する。
翌日、あんぱんを買うついでに嵩の言伝を伝えにきた千尋。メイコは、のぶのことを目で追う千尋を見て、気持ちを察し、誰にも言わないと約束する。
のぶを呼び出した嵩は、のぶが背中を押してくれたお礼にとお土産のハンドバッグを渡す。箱を開けたのぶは、「こんな美しいもん…」と息をのむが、贅沢なものをもらうわけにはいかないと突き返す。嵩はのぶに「美しいものを美しいと思ってもいけないなんておかしいと子どもたちにも教えるのか」と言ってしまう。するとのぶは嵩に「しゃんしゃん東京にいね」と言い捨て、立ち去ってしまうのだった。
入り乱れる人間模様と、戦争がのぶと嵩の仲をややこしくした第33話。Xには視聴者によるコメントが多数寄せられていた。
「のぶちゃんとすれ違いのまま、また離ればなれになるの辛い」「ああぁ… どちらの気持ちもわかる。」「千尋くん、ずっとのぶのことが好きだったんだね。」「嵩も暢ちゃんも悪くないのに環境のせいで変わっていく時代の流れ。」「『美しいものを美しいと思ってもいけないなんておかしい』嵩のブレなさが出てる、時代の空気に潰されない柔らかい強さがあるなあ」
ハッピーエンドまでの道のりが険しく、視聴者をヤキモキさせる『あんぱん』。嵩はのぶと仲直りすることができるのか…。そしてメイコの思いは健太郎に届くのか。明日の展開にも期待がかかる!
(文・野原まりこ)
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