今田美桜“のぶ”の涙のワケは…? NHK朝ドラ『あんぱん』北村匠海“嵩”が不憫すぎてやるせないシーンとは
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第34話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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すれ違い続けるのぶと嵩
嵩(北村匠海)から差し出されたハンドバッグを突き返したのぶ(今田美桜)は、偶然会った健太郎(高橋文哉)に嵩のことをよろしくと言って頭を下げる。
健太郎は、メイコ(原菜乃華)と団子を食べながら2人のことを心配するが、メイコは好きな人ができたと打ち明ける。しかし、「のらくろ」に似てると言われたメイコはがっかりする。
家に帰ったメイコは、のぶに嵩と喧嘩したままでいいのかと訴える。その言葉を聞いたのぶは駅まで走るが、嵩はすでに行ってしまった後だった。改札から出てきた寛(竹野内豊)がのぶの姿を見つけて話を聞くと、のぶは、いつからか嵩とは考えや進む道が違うようになってしまったと、涙ながらに話すのだった。
結局、のぶと嵩が喧嘩したまま離れ離れになり、後味が悪い幕引きとなった第34話。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントを見ていこう。
「のぶも崇もめいこちゃんも、みんな切ないねー。」「メイコ気の毒すぎる」「メイコは想いを伝えたつもりらしいけど、健太郎には伝わってない。この2人の行く末も楽しみになりました」「幼なじみの2人が戦争や生き方に対する思想の違いですれ違っていく切なさ」「寛先生…いい男や」「寛さん『わしはのぶちゃんにお礼が言いたいがよ。生まれたところも別々で、性格も正反対の崇が、この町でのぶちゃんに出会うて、ぶつかり合うて、一緒に涙を分けてきたがや。ほんとに、ありがとうにゃ。のぶちゃん』」
メイコと健太郎の今後の関係も気になる要素のひとつとなった。明日は、スッキリした最後で終われるのか…。期待がかかる。
(文・野原まりこ)
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【了】