ドラマ『イグナイト -法の無法者-』第5話考察レビュー。まさに“カメレオン”俳優…及川光博に圧倒されたワケ【ネタバレ】
text by ぱやし
ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(TBS系)が放送中だ。本作は、争いの火種を見つけ、訴訟を焚きつけるダークリーガル・エンターテインメント。間宮祥太朗が、大金を稼ぐ“無法者”な弁護士を演じる。今回は、第5話のレビューをお届け。(文・ばやし)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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カメレオン”桐石(及川光博)が本領発揮
物語が大きな転機を迎えた第5話。その起爆剤となる出来事は、初回以降、影を潜めていた“カメレオン”桐石(及川光博)の本領発揮から始まった。
5年前に起きたバス事故の隠ぺいに関わったとされる湊市市長・音部(髙嶋政伸)を追求するためのカードとして、轟(仲村トオル)は浅見(りょう)からの情報をもとに健康食品会社社長の高島(羽場裕一)に目をつける。彼は音部の小学生からの同級生だった。
音部の牙城を切り崩すための重要ミッション。その大役を轟は、潜入捜査を得意とする桐石に依頼する。脱税専門の弁護士を騙り、いともたやすく高島と接触する姿はもはや手慣れたものだった。
そんな桐石の手際を見ていると、手助けなどまったく必要のないように思えるが、轟は彼にインターンを受け入れないかと提案する。そこで轟が派遣したのは、潜入捜査にはまるで向かない弁護士の筆頭・宇崎(間宮祥太朗)だった。