娘が幸せでいてくれたら十分…。
子を想う親の愛

『続・続・最後から二番目の恋』第6話 ©フジテレビ
『続・続・最後から二番目の恋』第6話 ©フジテレビ

 結局、千明と和平があまりにも色気がない喧嘩をしだすので、有里子に「大人の関係とか言ってたのはウソだったんだ」とバレてしまう。ただ、2人が楽しそうに枕投げをしている声を聞いた有里子は、「大丈夫そうね。あの子。さすがわたしの娘だ。楽しそう」と安心したように微笑むのだった。

 千明の親世代からしたら、結婚せずにひとりで生きている千明のような生き方はなかなか理解しがたいのだろう。事実婚という響きにも慣れていないのだと思う。ただ、結局のところ、親が心配しているのは、娘が幸せかどうか。ただそれだけなのかもしれない。
 
 結婚しても、していなくても、事実婚だとしても、すべてがウソだったとしても、娘が幸せでいてくれたら、親はそれだけで十分なのだと思う。『続・続・最後から二番目の恋』第6話は、そんな親から子への愛が伝わってくる回だった。

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