竹野内豊“寛”ロスで悲嘆の声多数。NHK朝ドラ『あんぱん』失恋&訃報…。絶望的な状況に直面する北村匠海“嵩”は…?

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第41話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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寛(竹野内豊)の訃報…。

連続テレビ小説『あんぱん』第9週 第41話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第9週 第41話 ©NHK

 昭和15年1月。朝田家ではのぶ(今田美桜)の祝言の話が進み、釜次(吉田鋼太郎)たちは胸を弾ませる。

 同じころ、嵩(北村匠海)は卒業制作を仕上げたらのぶに会って気持ちを伝えようと、作業に没頭していた。しかし、そんな嵩のもとに、寛(竹野内豊)の危篤を知らせる電報が届く。早く帰るよう急かす健太郎(高橋文哉)をよそに、嵩は絵を描き続けた。

 そうして無事に絵を書き上げた嵩は、急いで御免与町へ向かうが、すでに寛は息を引き取った後だった。後悔の念に苛まれる嵩だったが、生前の寛は、絵を書き上げずに半端に帰ってきたら許さんと言い残していたことを知り、涙を流すのだった。

 豪(細田佳央太)を失った悲しみから立ち直る間もなく、この物語の“やさしさ”の部分を担っていた寛の訃報…。これを受け、Xは視聴者の悲しみの声で溢れていた。

「朝から寛センセーロスで化粧直す羽目に」「伯父さんロスでこれからどうしよう」「月曜日から寛先生退場とか正気ですか…」「竹野内豊を失った穴は大きすぎるよ…」「嵩が真剣に絵に向き合う表情がこんな時だけど本当にかっこよくてあぁこれが寛先生が信じていた寛の姿なんだなぁと思って。」

 卒業制作を無事に仕上げたものの、待っていたのはのぶの結婚、そして寛の死という絶望的な展開だった。今週、嵩はこの悲しみをどう乗り越えていくのか…寛の代わりに、やさしく見守っていきたい。
 
(文・野原まりこ)

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【了】

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