嫉妬が絡み合う地獄のサムゲタンパーティー

『魔物마물』第5話 ©テレビ朝日・SLL
『魔物마물』第5話 ©テレビ朝日・SLL

 一方で、名田奥太郎(佐野史郎)殺害事件にも新展開が。奥太郎の死後、その口座から息子・潤(落合モトキ)の口座に500万円が送金されていたことが判明。殺害容疑がかけられた潤の証言により、名田の死因は自縛プレイ中の窒息事故だということが分かった。

 潤は父の名誉を守るため、他殺に見せかけたというのだ。結果、潤は父の死を偽装した罪で逮捕され、ニュースでも事件が大きく報道されたことで陽子は“変態の妻”というレッテルを貼られる。

 そんな中で行われたのが、冒頭で触れた地獄のサムゲタンパーティーだ。例の動画で夏音が凍也から暴力を受けていることを知った陽子は「あの男とは別れるべき」と忠告。

 しかし、あくまでも離婚はしないという夏音は「ずっと一人でいるより、凍也と二人でいる人生の方がずっとマシ。だから私、弁護士さんよりも幸せなんです」とあやめに対してマウントを取る。

 すると、あやめは首を絞められた跡を見せ、いかに自分が凍也に“愛されている”かをアピール。それでも夏音は余裕の表情で、「愛されてる…?どうしてそんなに自信があるの?」と笑い飛ばすのだった。

 そんな2人を前にしばらくは高みの見物を決めていた陽子。

 だが、「私のように気高く生きなさい」という彼女の言葉を受け、夏音が「あなたみたいに?凍也をそういう目で見てるくせに?」と返した瞬間に場が凍りつく。陽子は人知れず奥太郎との間で満たされない欲情を凍也に向け、2人に愛される夏音に女として嫉妬していたのだろう。

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