恋愛ご法度の世界で真田(山田涼介)が貫いた本気の想い
平穏を取り戻したかに見えたTOYOプロだったが、昌枝の言葉に感化された真田が、「君のことが好き」と改めて道子に告白する。玲子に恋愛はご法度と釘を刺され、最初の告白については道子にも「次の作品のセリフだった」と濁したにもかかわらず、だ。
ある種、決死の告白であることが、当然、道子にも伝わっていた。だからこそ、「ありがとう、うれしい」と答えたのだろうし、それを聞いた真田も言葉を噛みしめながらはにかんだ。
トップスターという立場上、真田が恋愛をすることは難しく、また世間に明るみに出てしまったら、真田だけでなく相手までがバッシングされる可能性がある。ファンたちだって、本人の人生が幸せであることは望んでいるはずなのに、それが難しいというのは、なんとももどかしい。
マネージャーとトップスターの恋という、夢のような展開を、このドラマはどのように描いていくのか。作品のテイスト的に思いっきりコメディとして描くのだろうから、次週、早速表沙汰になる2人の関係を知ったTOYOプロで働く人々(特に玲子)の反応が楽しみだ。
また、終盤の「嘘をついているのはあなただけですよ」という犀川の言葉も気になるところ。
まるで犀川に導かれるように道子がマネージャーとして経験してきたことは、子役のときに犯した過ちから学ぶべきことを、少しずつ提示して見せているようにも感じられる。やはり、美和という元天才子役のリベンジコメディなのだろうか。
マネージャーに専念することに決めた途端、これまで以上に邪険に扱われている木村(千葉雄大)の身を案じつつ、残り数話、見届けたい。
(文・あまのさき)
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