『続・続・最後から二番目の恋』第7話考察&感想。タブーとされていたことが遂に…胸キュンが止まらなかった名ゼリフとは?【ネタバレ】
text by 菜本かな
小泉今日子&中井貴一がW主演のドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)が現在放送中。古都・鎌倉が舞台のロマンチック&ホームコメディ。前作から11年を経て、相変わらずの二人の距離感で流れゆく人生を見つめる。今回は、第7話のレビューをお届け。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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劇中でタブーとされていた
千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)の関係性
これまで、なあなあになっていた千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)の関係性。長倉家のきょうだいなど、2人のまわりには何かとお節介を焼く人たちが集まっているため、「そろそろ結婚したら?」とか、「このままでいいわけ?」とか、いろいろ助言をしてもおかしくない。
けれど、誰も深く触れなかったのは、あまりにも2人の“おさまり”が良すぎるからではないだろうか。事実婚にするとか、籍を入れるとか。何かを変えてしまったら、必ず変化は訪れる。それなら、このままでいいし、このままがいい。千明と和平は、どこかで現状が変わってしまうことを恐れている部分もあると思う。
しかし、『続・続・最後から二番目の恋』第7話では、これまでタブーとされていたことに、成瀬(三浦友和)と律子(石田ひかり)が踏み込んでいく。
「どういうあれなの? 結婚の約束してるとか?(成瀬)」、「千明さんと長倉和平さん、一体どういう関係なんでしょうか?(律子)」。
シーズン3から登場した新キャラ2人の発言により、千明と和平の本音が垣間見えた。まず、シーズン2のラストで、和平が千明に“プロポーズ的なこと”をしたのは、お互いに覚えている。しかし、双方ともに「酔っ払ってたし、昔のことだから、自分は覚えていても向こうは覚えていないだろう」と思い込んでいるのが、何とももどかしい。