坂口憲二“真平”の病状に何が?

『続・続・最後から二番目の恋』第7話 ©フジテレビ
『続・続・最後から二番目の恋』第7話 ©フジテレビ

 和平以外のきょうだいたちにも、大きな進展があった第7話。まず、プラスな方向に動き始めたのは、脚本家の万理子(内田有紀)だ。

 これまで、新たなドラマ企画を生み出すことができず、もどかしい日々を送っていたが、千明に恋している自分を題材にドラマを作ろう! と決意したら、どんどん筆が進むように。万理子が描く究極の片想い。これはもうヒットの予感しかしない!

 また、素敵主婦として、話題を集めるようになった典子(飯島直子)。「わたしなんて…」とマイナス思考になっていた彼女も、ようやく前を向き始めたように見えたが、キラキラしたスポットを浴びるたびに、「これは本当の自分じゃない」と思ってしまうらしい。

 家事と育児に若い時代を捧げてきた典子は、息子が巣立ってから、自分には何もなくなってしまった気持ちになっているのではないだろうか。一種の燃え尽き症候群に見える。

 そして、いちばん心配なのが、深刻な病を抱えている真平(坂口憲二)だ。定期検診の時に、何らかの進退を明かされたのだろう。

 次週の予告には、長倉家のメンバーの前で「もともと俺は、脳幹部に腫瘍が見つかって、そいつがそれ以上大きくなると、命を落とす可能性があって、腫瘍が大きくなってないか検査を受けてたんだけど、先生に言われたんだ…」と涙ながらに話す真平の姿があった。

 「腫瘍が大きくなっていた」という涙ではなく、「腫瘍がなくなってるって!」という嬉し涙であることを心から願っている。

【著者プロフィール:菜本かな】

メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。

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