『あなたを奪ったその日から』第6話考察&感想。まさかの癒しキャラ登場? ハラハラする展開の裏で浄化されたシーンとは?【ネタバレ】

text by 西本沙織

北川景子主演のドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系)が現在放送中だ。本作は、食品事故で子どもを失った母親が、事故を起こした男の娘を誘拐するサスペンスドラマ。復讐と親子愛の壮大なストーリーだ。今回は、第6話のレビューをお届けする。(文・西本沙織)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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旭(大森南朋)が隠している“何か”とは?

ドラマ『あなたを奪ったその日から』第6話©カンテレ
ドラマ『あなたを奪ったその日から』第6話©カンテレ

 紘海(北川景子)が旭(大森南朋)の会社で働くことになり、望月(筒井道隆)と砂羽(仁村紗和)が接触。そして、美海(一色香澄)と雪子(原日出子)が出会った前回。『あなたを奪ったその日から』第6話では、それぞれの人生がさらに交わり始める。

 結城旭は真実を隠している──。「YUKIデリ」の元調理責任者・鷲尾(水澤紳吾)による告発動画は、紘海たちに大きな衝撃を与えた。だが、旭がまったくのデタラメと否定した通り、のちに動画は砂羽がAIで作成したものと明かされる。

 ただ、旭は鷲尾に口止め料らしきお金を振り込んでいた。動画が二セモノだったとしても、お金を渡しているということは、後ろめたい“何か”があるということだ。

 ひょんなことから旭と昼食をともにした紘海は、彼の料理熱心な一面を知ることになる。たまご焼きは「だし派」で盛り上がる二人は、少しばかり和やかなムード。けれど、ひとたび食品事故のことを思い出してしまうと、紘海のなかにはふつふつと怒りが込み上げてしまう。

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