『波うららかに、めおと日和』第6話考察&感想レビュー。遂に迎えた“初夜”を深掘り…昭和初期版バチェラーは?【ネタバレ】
text by 菜本かな
芳根京子主演のドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)が放送中だ。本作は、昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を描いたハートフル・昭和新婚ラブコメ。今回は第6話のレビューをお届けする。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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ついに迎えた“初夜”に感動
ついに! ついに! なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響也)が、“初夜”を迎えた『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系/以下『めおと日和』)第6話。
これまで、プラトニックな関係を貫いてきた2人が、ようやく一歩踏み出す瞬間がやってきた。この“初夜”の演出があまりにも良すぎたので、本稿でじっくり語っていきたいと思う。
なつ美が、「わたしがこの手で触れてほしいのは、抱きしめてほしいのは、後にも先にも瀧昌さまだけですよ」と言うと、ハグをしながら「俺もです」と伝えた瀧昌。そして、「離れている間、俺のこと忘れないように」と言い、押し倒すのだが…。
この先は、2人だけの秘密という感じで、押し倒した後のことは、画面には映さないのが良かった。そうすることで、結果的に心の通い合いにフォーカスすることになるのが、このドラマらしくて素晴らしい。さらに、そこでBE:FIRSTが歌う主題歌『夢中』が流れるのも最高!