朱羅の言葉が胸を打つ
オペ中に急変した神原を救ったのは、復活をとげた朱羅だ。罪の意識に苛まれ、「なんで助けたんだ、俺なんか死んでよかったのに」と卑下する神原に、「私はここでいくつもの死をみてきた。明日を生きられなかった人たちの。人は生きてるだけで価値がある。あんただってそう。私はそう信じたい」と放った朱羅。
そのまっすぐなセリフは、無価値観が染みついている人、人生を諦めている人、自分なんてと自己否定をしている人…さまざまな人の心に届いたのではないだろうか。
だが、本回は希望のあるままでは終わらない。思わぬ展開は、命について今一度考えされられるラストとなった。第9話では、梵天(荒川良々)やその家族にスポットが当てられる模様。次回も、救急科の活躍をしっかりと見届けていきたい。
【著者プロフィール:西本沙織】
1992年生まれ、広島在住のライター。会社員として働くかたわら、Web媒体でエンタメに関するコラムやレビュー記事の執筆を行っている。ドラマや映画、マンガなどのエンタメが好き。
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