「ニノーーー!」二宮和也のサプライズ登場で涙…。NHK朝ドラ『あんぱん』餓死寸前の北村匠海“嵩”を救った胸熱シーンとは

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第59話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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満を持して二宮和也登場!

連続テレビ小説『あんぱん』第12週 第59話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第12週 第59話 ©NHK

 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリン(渋谷そらじ)はよくやったと言って息絶える。リンは、岩男に殺された親の仇を取ったと言い、八木(妻夫木聡)は嵩に岩男の仇を取りたいかと尋ねる。わからないと答える嵩。そして、八木は軍人語録を破り捨てて、「卑怯者は忘れることができるが、卑怯者でない者は忘れることができない」とやり場のない怒りを爆発させたのだった。

 やがて食料難は限界に達する。嵩はタンポポの根を食べて食い繋ぐが、そのタンポポすら食べ尽くしてしまう。とうとう地面に倒れ込み、意識が遠のく嵩の前に、亡くなったはずの父・清(二宮和也)が現れる…。

 嵩は自分の死を悟り、家族で食べたあんぱんをまた食べたいと話す。しかし、清はくだらない戦争のせいで大切な息子たちを死なせてたまるかと言う。だが、戦争を起こしたのも人。でも、人は人を助けて喜ばせることもできると話す。紙芝居で人を喜ばせた嵩に、これから何十年かかっても、みんなが喜べるものを作り続けるんだと励ました。

 そこで目を覚ました嵩に、健太郎(高橋文哉)が声をかける。救援隊が到着し、食料が届いたことを知らせ、おかゆを食べさせるのだった。

「#朝ドラあんぱん」「ニノ父さん」がトレンド入りした本日の放送。岩男の死、そして二宮和也の登場で感情が渋滞している…。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントを見ていこう。

「に、、にの〜〜??????!!!!」「にのーーーっ!」「清パパは泣いた」「父さん(二宮和也)が出てきたから、死んじゃったのかなてちょっと思ってしまったよ」「岩男くん…」「健ちゃんの食べりはしみたな〜。泣いちゃったな〜。」「岩男の『ようやったリン!』健ちゃんの『食べり』この2人の存在感も本当に素晴らしかった。」

 満を持して再登場した二宮和也。豪華キャストの活かし方がなんとも贅沢な『あんぱん』に、視聴者も大興奮の様子だ。そして亡くなってしまった岩男。それに対して、一命を取り留めた嵩…。喜び、悲しみ、驚きと15分間で感情が目まぐるしく変化していった。明日は金曜日。辛かった1週間はどのように締めくくられるか、期待が高まる。

(文・野原まりこ)

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