中島歩“次郎”と中沢元紀“千尋”が一気に退場…。NHK朝ドラ『あんぱん』が戸田菜穂の代表作と言わしめるワケとは?
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第62話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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悲しみに暮れるのぶ(今田美桜)
のぶ(今田美桜)に見守られて次郎(中島歩)が息を引き取る。初七日が過ぎ、朝田家に顔を出したのぶを、蘭子(河合優実)はしょんぼりしていたら次郎さんが悲しむと言って優しく抱きしめる。
その帰り、のぶが御免与駅で電車を待っていると、顔に無精髭を蓄えた軍服姿の嵩(北村匠海)が帰ってくる。しかし、互いに気付くことなくすれ違う。
家に着いた嵩は、千代子(戸田菜穂)に涙ながらに迎えられるが、千尋(中沢元紀)の遺影を見て、生きて帰るのは自分ではなく千尋だったら良かったのにとこぼす。
一方、のぶはフィルムを現像する。のぶが撮った次郎の写真はピンボケしていたのだった。
次郎のみならず、千尋までも失ってしまった第62話。ようやく戦争が終わったものの、訃報続きで希望のない展開だ…。ここでXに寄せられた視聴者の感想を見ていこう。
「まだ火曜日なのにジロさんと千尋が一気に退場…」「わかってはいたけど、千尋くん、、涙」「次郎さんの速記は何て書いてたんだろ」「気落ちして悲しみに暮れる千代子さんを1人で支えてきたお手伝いのおしんちゃんも偉かった。」「千代子さん役、戸田菜穂さんの代表作になるかも。」「豪ちゃんを亡くした蘭子だからこそ、のぶを想って優しく声かけるのがもうね(><。)」 BAD続きの『あんぱん』。作品全体に漂う悲しい空気が視聴者の涙を誘った。また、今田美桜をはじめ、戸田菜穂、河合優実など、残された側の演技にも注目が集まった。 (文・野原まりこ)
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