「間宮さんは本当に“タフネス&クール”な人」ドラマ『イグナイト -法の無法者-』プロデューサーたちが制作について語る

text by 編集部

ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(TBS系)が6月27日最終回を迎えた。撮影を終えた今、企画・脚本・プロデュースを手がけた畑中翔太氏と、現場を支えたプロデューサー・駒奈穂子氏が、キャストへの思いや制作の舞台裏、そして最終話に込めた思いを語った。(文・編集部)

「間宮くんの温度が落ちない」

『イグナイト –法の無法者-』最終話 ©TBS
『イグナイト –法の無法者-』最終話 ©TBS

ーー全ての撮影を終えた今の心境を教えてください。

畑中翔太(以下、畑中)「長かったです…(笑)。1月末にクランクインして、いきなり第1話のバスが横転するシーンから始まったんです。最初からこんなにダイナミックで緊張感のあるシーンでスタートして、その後もずっと続く濃密な日々。実質5か月弱でしたが、すごく思い出深いです]

ーー主人公の宇崎を演じ切った間宮さんについてはいかがですか。

駒奈穂子(以下、駒)「間宮さんは、誰よりも負担が大きかったと思います。セリフはもちろん、ほぼ毎話アクションがあって、しかも宇崎というキャラクターが背負っている過去の重さもある。とにかく“カロリーの高い”役どころですが、初めから最後まで熱量が一切落ちることなく、疲れた顔すら見せなかったんです。

しかも『宇崎だったらどうするのか』をいつも真剣に考えて、演出チームと議論を重ねながら取り組んでいました。それを最後までやり通してくださって。スタッフ、キャスト全員の空気を作ってくださったことに対しての感謝と、尊敬が一番大きいです」

畑中「あらためて思ったのは、間宮さんは本当に“タフネス&クール”な人だなということ。宇崎という役は、肉体を使うアクションから、頭脳を使う法廷シーンまで、振れ幅がとても大きい役だったと思います。

(轟謙二郎役の)仲村トオルさんも『間宮くんの温度が落ちない』と絶賛していました。(演出)の原(廣利)監督の撮り方が、毎カット1シーンを最初から最後までフルで撮っていくスタイルだったので、常に熱量を維持するのは本当に大変だったと思います。でもそんな大変な役だったにも関わらず、愚痴や弱音も言わずに、毎日黙々と演技に臨んでいく姿が印象的でした。『行こうぜ!』と声に出して引っ張るタイプではなく、自分が黙ってやり切ることで撮影現場に影響を与えていく。そんな背中で見せるタイプの座長でした」

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【了】

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