吉田鋼太郎“釜次”の最期を彩る視聴者を泣かせた演出とは? NHK朝ドラ『あんぱん』今田美桜“のぶ”は東京行きを決意する?
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第79話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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釜次(吉田鋼太郎)が最期に残した言葉とは?
蘭子(河合優実)に連れられ、釜次(吉田鋼太郎)の様子を見に朝田家に帰ってきたのぶ(今田美桜)たち。元気そうに振る舞う釜次だが、肺が弱ってきているということだった。そんな中、家族に鉄子(戸田恵子)の話をしたのぶは、釜次から本当はどうしたいのかと聞かれて返答に詰まってしまう。
そこへ嵩(北村匠海)が見舞いにやって来る。嵩の漫画は面白いと話す釜次のため、のぶは嵩に漫画を描いてほしいと頼む。そして、嵩が描き上げた四コマ漫画を見て、釜次は声を出して笑うのだった。
その日の夕暮れ、結太郎(加瀬亮)の帽子を手にした釜次は、のぶたちに姉妹に面白がって生きてほしいと言う。のぶには、お前が助けたい人がいるなら走って行け、なりふり構わず走れと熱く語るのだった。
これまで朝田家の大黒柱として、どっしりと構えていた釜次が逝ってしまった…。しかし、その最後は多くの視聴者を感動させた。
「釜じい、、朝から号泣」「釜爺の逝き方よ…」「釜じい『面白がって生きえ』いい台詞だったわ」「釜じい、いや鋼さん、お疲れ様でした。」「釜じいの最期がヨサコイ踊らせた描写良かったわー」「釜じい吉田鋼太郎さんラストステージ泣けたよ。たかしにマンガ描いてもらいみんなにお別れ言えた。」
釜次が残した言葉はのぶの心を動かした。ここからまた新たにのぶの道が開いていくのか。これからも続いていくのぶの物語から目が離せない。
(文・野原まりこ)
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