今週のクライマックス? 北村匠海“嵩”のプロポーズが泣ける…。NHK朝ドラ『あんぱん』今田美桜が神がかっていたシーンとは

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第88話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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嵩(北村匠海)のプロポーズの言葉とは?

連続テレビ小説『あんぱん』第18週 第88話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第18週 第88話 ©NHK

 三星百貨店に就職した嵩(北村匠海)は、複雑な表情ののぶ(今田美桜)に漫画は描き続けると言って安心させる。宣伝部に配属となった嵩は意外にも活躍し、新しい包装紙の文字入れを任されるのだった。

 一方のぶは、法の整備が進む中で取りこぼしがあるのではと思案していた。

 そんな中、嵩は中目黒に部屋を借りられることになり、のぶに改めて何か言いかける。そこに登美子(松嶋菜々子)が現れ、2人の結婚について触れる。気まずい空気が流れ、のぶは嵩が次郎(中島歩)に気兼ねしているのだと思うと言うと、嵩はのぶちゃんも…と言って思いを吐き出す。

 嵩は、自分に気兼ねせずに次郎の写真を飾ってほしいと言い、千尋(中沢元紀)ものぶのことが好きだったと打ち明ける。そして、のぶに告白できずにいた自分の背中を押したのが蘭子(河合優実)だったと話す。そして、登美子(松嶋菜々子)にのぶと2人きりにして欲しいと頭を下げる。

 改めてのぶと向き合った嵩は、「千尋の分も次郎さんの分も、僕が幸せにします。結婚してください」とプロポーズし、のぶは「不束者ですけんど、よろしゅうお願いします」と言って涙をこぼすのだった。

 週の真ん中であるにもかかわらず、まるでご褒美かのような甘い空気に満たされた第88話。Xも視聴者による祝福の声で溢れていた。

「三越の包装紙、やなせたかしさんが字を書いたものだったのか、知らなかった」「いいプロポーズだった。朝からきれいなものを見せてもらいました。」「嵩の子どものからのまっすぐな愛情、すごく感じるステキすぎるプロポーズ」「ここまで長かったなぁ」「今週のクライマックスすぎない?まだ水曜だよ?笑」「嵩の優しい声での『愛しています』のボイスを持ち歩きたい朝です」「千尋くんの想いも報われたね」「今田美桜ちゃんスゴいねー。嵩の言葉にだんだん暖かい気持ちになっていく様子がとっても伝わってきたし、『涙を知ってる』の後にぽろっと零れた涙のタイミング奇跡すぎて。」

 紆余曲折を経て結ばれた2人を見守ってきたからこそ、嵩のプロポーズの言葉に胸を打たれた視聴者も多かったのではないだろうか。しばらくはこの余韻に浸っていたい気もするが、明日からは2人の同棲がスタートする!

(文・野原まりこ)

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