今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第93話を振り返ろう。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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メイコ（原菜乃華）の恋の最終結果は…？

　のど自慢大会当日。のぶ（今田美桜）と嵩（北村匠海）の応援を受け、メイコ（原菜乃華）はのど自慢の予選会で順調に歌いだす。しかし、駆けつけた健太郎（高橋文哉）の顔を見たメイコは、緊張で声が出なくなってしまう。

　のぶたちに結果を伝えたメイコに健太郎が言葉をかけると、健太郎が応援してくれる限り落ち続けると言う。なぜそんなことを言うのかと首をかしげる健太郎。すると蘭子（河合優実）が、メイコにいつまで思いを秘めたままでいるのかと問いかける。

　いたたまれず家に入ろうとするメイコを健太郎が追いかけて、メイコは健太郎への思いを告白する。すると、健太郎も自分がディレクターになったのはメイコを喜ばせる番組が作りたかったからなのかもしれないと話し、2人は結ばれる。その半年後、メイコと健太郎は博多で結婚式を挙げるのだった。

　メイコと健太郎のピュアすぎる思いに、全視聴者が沸いたであろう第93話。メイコが夢見ていた、音楽の道は残念な結果に終わってしまったが、メイコの夢が2人を結びつけたのは言うまでもない。Xには、視聴者によるお祝いのメッセージが多数寄せられていた。
　
「メイコちゃん健ちゃんおめでとう！」「メイコ頑張った!!!!!!」「健ちゃん、メイコの気持ちを我慢せずにすっとぼけだったわけではなく、本気で本気でついてなかったんだな！」「健ちゃんなんで急にNHK？って思ってたけどそういうことだったのね。」「『ずっと好きでした』の破壊力は半端ないんよ、ホント」

　多くの視聴者から祝福の声が上がり、Xでは「メイコちゃん」「健ちゃん」がトレンド入り。週の半ばで突入したボーナスタイムに大盛り上がりであった。

（文・野原まりこ）

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