今田美桜“のぶ”が嬉々として立てた「八木蘭フラグ」とは? NHK朝ドラ『あんぱん』河合優実“蘭子”の重厚感がすごいワケ

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第102話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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のぶ(今田美桜)が明かした思い

連続テレビ小説『あんぱん』第21週 第102話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第21週 第102話 ©NHK

 仕事をクビになったのぶ(今田美桜)は、登美子(松嶋菜々子)からそんなにしょげなくていいと励まされる。のぶは嵩(北村匠海)に登美子の様子を報告し、嵩も登美子に会いに行くよう勧める。だが、嵩は気が進まない。そんな嵩に、自分は嵩が好きな漫画をかいてくれることが一番うれしいことだと話すのぶ。その言葉が、今の嵩には一番胸に刺さるのだった。

 同じころ、八木(妻夫木聡)から映画評について鋭い指摘をされた蘭子(河合優実)は、家族を持たない八木に愛について説かれたくないと反論する。

 その夜、嵩とのぶのもとにやってきた蘭子は、八木がいかに愛情深い人であるかを聞き、後日、八木に謝罪する。八木は、蘭子に福岡の空襲で家族を亡くした話を打ち明ける。

 のぶは、蘭子が八木に恋をしているのではないかと勘付き、嵩に話す。すると怖い顔をした蘭子が姿を見せ、瞬時に否定するのだった。

 蘭子と八木の関係性にフォーカスが当たり、重厚で大人な人間ドラマが展開された第102話。Xには視聴者による感想が多数寄せられていた。

「のぶによって八木蘭フラグ立った」「蘭子…蘭子〜〜あぁ〜蘭子〜〜〜…」「今日は蘭子回やったなぁ〜」「八木さんと蘭子さんのシーンの重厚さがすごいな。」「八木さん、早く除隊したいから昇進無用とあの態度で言ってたのは家族愛の強さゆえだったか。」「崇さん、、お茶の吹き出しっぷりがまるでドリフのようで…」

 蘭子と八木の関係は、これから進展していくのか…。蘭子の幸せを願わずにいられない。

(文・野原まりこ)

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