御免与町で「たまご食堂」開店! NHK朝ドラ『あんぱん』櫻井健人“コン太”の命を繋いだ「卵」のエピソードに涙したワケ
今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第103話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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羽多子(江口のりこ)が連れてきた人物とは?
嵩(北村匠海)は「まんが教室」という番組に出演してほしいという健太郎(高橋文哉)の頼みをしぶしぶ承諾する。そして第一回の放送日。生放送でガチガチに緊張する嵩。そんな嵩を、のぶ(今田美桜)がテレビの前で心配そうに見守る中、絵描き歌の初動からミスをした嵩は慌てふためく。
それからしばらくして、高知から羽多子(江口のりこ)がコン太(櫻井健人)を連れてやってくる。コン太は戦地で受けた恩を返すために、朝田家で食堂を開きたいと相談すると、満場一致で賛成を得る。
しかし、のぶはみんなが成功を掴む中、自分だけが何も成し遂げていないと、不安な心情をこぼすのだった。
羽多子とコン太が久しぶりに登場し、御免与町の空気が懐かしくなった第103話。しかし、朗らかな空気とは裏腹に、のぶの暗い表情が印象に残った。ここでXに寄せられた視聴者による感想を見ていこう。
「久しぶりに家族揃った」「何だかんだで心掴んで子ども人気出始めるあたり、嵩っぽい。」「たまご食堂…こんたくん戦後ずっとあの時のことを恩返ししたい気持ちで過ごして来たんだね」「羽多子さん、広い家で1人で暮らしてるのを想像してちょっと気になってたけど、コン太がいてくれるし食堂のお手伝いで生活にハリが出て楽しくやれそうで良かった」「のぶ、あなたは素晴らしい」
これまで走り続けてきたのぶが、いつの間にか足を止めてしまっている現状でもがく様子に胸が締め付けられる。ここからのぶがどのように試練を乗り越えていくのか…。明日の放送にも期待したい。
(文・野原まりこ)
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