シーズン1と変わらない姿に安堵
みんなのお母さんが登場

ケンジの急な仕事で、休みが合わなくなったシロさんは、近所に住む料理仲間の佳代子さん(田中美佐子)に久しぶり会いに行くことに。
シーズン1と変わらない、相変わらずあっけらかんとした明るい佳代子さんに、シロさんだけでなく我々もホッとしただろう。佳代子さん一家は原作の再現率が高いとファンの間でも有名だ。
そんな佳代子さんに、義理の息子と孫の悟朗と新しい家族が増え、今までよりさらに賑やかになった。劇場版ではまだ赤ちゃんの悟朗を遠目で見ただけだったシロさんだが、シーズン2の悟朗はもう1人で歩いている。
そんな悟朗を見たシロさんの第一声が、「人間になってる」と独特の感想に思わずクスッとなってしまう。
佳代子さんは本当にあたたかく、シロさんが同性愛者である事も、シロさんが両親とあったわだかまりも全部受け止めている。結婚願望がなかった娘・ミチル(真凜)が、「妊娠したから結婚する」と伝えたときも、真摯に受け止め静かに話も聞いていた。
その後話しながら覚悟を決めたミチルに対して満面の笑みで「おめでとう」と頭をなでる佳代子さんは、本当の母親のように見えてくる。相手のすべてを受け入れてくれて、程よい距離感を保ってくれる佳代子さんは、こんなお母さんだったらいいなと思わせてくれる。