新木優子“花”が大暴走も…視聴者を引き込む、重岡大毅の〇〇力とは? ドラマ『単身花日』第3話考察& 感想レビュー
10月14日より放送スタートした重岡大毅(WEST.)、新木優子、高梨臨、田中樹(SixTONES)の豪華共演でおくる、テレビ朝日系列のドラマ『単身花日』。今回はまたしても武田花が周囲をかき回す、第3 話のレビューをお届けする。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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【著者プロフィール】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。
ミステリーが炸裂
新木優子演じる花がますます謎人物に
「変に誤解されちゃう…どうしようか」舜の家に突然、訪ねてきた武田花(新木優子)。ますます人物が掴めない。前回、ひとりで徹子ならぬ「花の部屋」を開催していたが、もはやひとりミステリー劇場だ。
東京に住む妻のゆり子(高梨臨)と娘・花奈(宮崎莉里沙)の来訪にも対応し、久しぶりに家族水入らずの時間も過ごせた桜木舜(重岡大毅)。一息つこうと鳥貝拓也(前原瑞樹)の誘いで、舜の自宅で家飲みをする約束をしたものの、今度は突然の花による「きちゃった」である。その勢いに押されて舜はまたしても嘘を重ねてしまう。
「私、教師なのにその辺の常識に欠けたとこがある」と花が言う。ひとりで連絡もせずに舜の部屋を尋ねた行動を反省するも、ほどなくして「タラタッタ~♪」とワンフレーズ歌い出し「Shall we Dance?」と誘う。舜は心の中で様々なシーンを思い浮かべては、「一体どういう人なんだ」とつぶやいた。視聴者としても一言一句に同意である。
おまけに舜の妄想も暴走。ライバルである片山直哉(田中樹)ともパフェの掛け合いを繰り広げるなど、それぞれがガタガタと音をたてるようにしてバランスを崩していく。
偶然(?)酔っぱらった舜を見つけた花。舜の自宅まで介抱したはいいが、家族写真を見てゆり子と花奈に話しかける。花は「舜だけしか見えない」というストレートな不倫ではなく、桜木家、もしくは幸せそうな家族に執着しているようにも思えた。周囲をひっかき回す花という人は一体何者なんだろうか。