「向かう先が決まってる小川未祐はこんなにキラキラしてるんだ」
撮影現場でのエピソード
―――先ほどもお話にありましたが、お2人はもともとお知り合いだったとのこと。今回一緒にお芝居をしてみていかがですか?
望月「以前稽古が一緒だったことがあるんですけど、照れくさいですね。もう今この取材の場も照れくさい。例えばレッスンとかだったら、ちょっと挑戦する部分が多かったりするじゃないですか。そうじゃなく、何かキメにきた女優の小川未祐を見て……」
小川「キメにきた?(笑)」
望月「言い方が良くないですね(笑)。作品があって、向かう先がちゃんと決まってる小川未祐は、こんなにのびのびしてキラキラしてるんだなっていうのは、現場で見て思いました」
小川「すごくいいコメントをありがとうございます(笑)
本当にこっ恥ずかしいのはありますね。でも台本を読んだときに望月くんがお芝居をする根津晴のイメージがバーって浮かんできて。これはこうくるんだろうな、みたいな想像がすぐに出来たので、その上で私はどう演じていこうかなと考えられました。
望月くんはこれまでに現場をいっぱい踏まれているのもあって、現場での振る舞いやペースの作り方がすごく上手だなと感じます。当たり前のことなんですけど、カメラが近くにあったらこのお芝居をして、引きのときにはこうで……って、そういうところが見ててすごく勉強になります」
望月「実は物語でチューするシーンもあるんですけど、撮影前は俺だけそわそわしてて……いや、小川さんもしてたのかもしれないんですけど。男のほうだけ気にするみたいな話をよく聞いてたんですけど、まさにそれだ!みたいな(笑)。
俺だけ知り合いだしな、どうしようってなってたのに、小川さんは『あ、全然?』みたいな感じだったので、かっけーなーって思いましたね」
小川「テストのときはキスをするフリだけでよかったんですけど、私は画的にも結構近づいて。そしたら望月くんが『そんなにくるんだ』みたいな雰囲気だったのは感じ取りました(笑)」
―――お話を伺っていると、すごく楽しそうな現場だなというのを感じます。
望月「めちゃめちゃ楽しい現場です。監督をはじめ、カメラマンさんとかメイクさんとか、みんな個性が強い人ばかり。その魅力が映像に載るんじゃないかなっていうのを感じながら現場でやっています」