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「みんなが自由にベストを尽くせる現場が1番」
キャリアを重ねて変わった現場の見え方

写真:Wakaco
写真:Wakaco

―――30代後半を迎えられて、10代、20代の頃に比べてお仕事への向き合い方は変わってきましたか?

「仕事への向き合い方は変わりましたね。キャリアを重ねて撮影現場の見え方も違ってきますので。これからのことを考えると、どうなっていくのかなという楽しみはあります。

今回、陣内孝則さんと久しぶりに共演したのですが、長くやっていると昔の自分を知っている方と再びお仕事ができるのも喜びです。やはり『成長したと思ってもらいたい』ので、やる気も湧いてきます」

―――撮影の際、陣内さんとはお話しはされましたか?

「このドラマは緊張感のあるシーンが多く、役的にもあまり崩せないので、本番以外でも田胡役の雰囲気を維持していました。だから今回はあまりお話しができなかったんです。でも本音を言えば陣内さんともっとお話しがしたかったです」

―――陣内さんは大先輩ですが、市原さんご自身もベテランの域に入り、俳優の後輩との共演も多いと思います。彼らにアドバイスされることはありますか?

「僕は共演者、スタッフとは、年齢関係なく、作品の成功を目指してやれることをやろうという気持ちで接しています。後輩たちには自由に挑戦して欲しいし、ダメだったらまたチャレンジすればいい。“こうしてはいけない”という制限をかけず、みんなが自由にベストを尽くせる現場が1番だと思います」

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