鹿乃子と左右馬の恋路にも注目
本作は、『ガリレオ』(フジテレビ系)シリーズのプロデュースを担当した鈴木吉弘と、演出の西谷弘がタッグを組んでいることでも、話題を集めている。鈴木プロデューサーが「昭和初期を舞台とする本格ミステリードラマであり、極上のラブストーリー」と語っているように、左右馬と鹿乃子のラブ展開も期待できそうだ。
これまで、嘘を聞き分けられる能力があるせいで、嫌がられてきた鹿乃子だが、左右馬は「嘘が聞こえるなんて、探偵として素晴らしく便利じゃないか!」と言ってくれる。ずっと、苦しめられてきた能力が、たくさんの人の力になれる素晴らしいものだと気づいたとき、鹿乃子の人生は大きく変わっていくはずだ。
個人的には、鹿乃子が嫌がられるのではないか…と不安になったとき、「嫌じゃないよ」と即答してあげた左右馬にキュンときてしまった。そのあとの、「分かるでしょ? 嘘じゃないって」と言ったときの優しすぎる表情も、鈴鹿央士の魅力が炸裂していたように思う。
鹿乃子にはすでに恋心が芽生えていそうだが、左右馬はどうなのだろう。九十九夜町で巻き起こる難事件の真相とともに、2人の恋路にも注目していきたい。