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普段の癒しキャラとは真逆?
玉森裕太が”クズキャラ”に豹変

『あのクズを殴ってやりたいんだ』第1話 ©TBS
『あのクズを殴ってやりたいんだ』第1話 ©TBS

『西園寺さんは家事をしない』の西園寺さん(松本若菜)、『くるり〜誰が私と恋をした?〜』のまこと(生見愛瑠)、『マイ・セカンド・アオハル』の佐弥子(広瀬アリス)などなど。“火10”のヒロインって、どんなにしんどいことがあっても、それをエネルギーに変えて生き抜いていく強さを持っている。だからこそ、この枠のドラマを観るとパワーをもらえるのかもしれない。

 海里を演じている玉森は、2021年放送のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)以来の“火10”凱旋となる。同作では、パブリックイメージとマッチしている子犬系男子・潤之介を演じていたが、『あのクズ』では対極に位置するキャラクターに。玉森といえば、ポワポワしている癒しキャラの印象が強いが、ここまでのクズになりきれてしまうのがすごい。

 ドSキャラというわけではない。とはいえ、ただのクズなのか? と言われると、そうは言い切れない部分もある。海里というむずかしい役柄を、玉森はどのように演じていくのだろうか。近年、キックボクシングなどを趣味として習う人が増えていると聞くが、本作の放送を機にさらにブームが巻き起こるような気がしている。

(文・菜本かな)

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