行き過ぎた「推し活」が引き起こした末路
結局、事件は松宮を有名にしたい、そして松宮を独り占めしたいという、ある意味ファンの真っ直ぐな心が起こした、おまけにその事件を最初にそそのかしたのは妻である…という結末なのだが、今流行りの「推し活」が行き過ぎたらどうなるのか、というあたりにゾッとする。
ファンからすると、少なからず「自分の力で推しを盛り上げたい」という気持ちはあるだろう。にも関わらず「私しか知らない推しの姿」「私だけのものになってほしい」を欲する人もいる。
たとえ、そういう欲求を持っていたとしても、表に出さなければ良い話なのだが、何かきっかけがあれば人はいとも簡単にボーダーを超えてしまうのかもしれない。その推しが手に届く場所にいるのであれば、なおさら。
では、本当に最先端科学でも解明できない事件はあるのか、という疑問が発生する。