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『ガリレオ』コンビが描く”運命の出会い”

『嘘解きレトリック』第2話 ©フジテレビ
『嘘解きレトリック』第2話 ©フジテレビ

 この2人を見ていると、“運命の出会い”って本当にあるんだなと思わされる。その人に出会ったことで、人生がプラスに動き出すような。自分の嫌いだった部分を、好きになれるような。

 たとえ、困難にぶつかったとしても、「この人がいれば、大丈夫」と思えるような。『ガリレオ』シリーズを手がけた西谷弘監督と、鈴木吉弘プロデューサーが再タッグを組んでいるだけあり、そのあたりの描き方がとてもうまい。

『嘘解きレトリック』は、ミステリーではあるが、鹿乃子に嘘が聞こえる能力があるため、大どんでん返しなどは存在しない。犯人も、すぐに明らかになってしまう。

 でも、その奥には嘘をついた理由と、背景が存在していて。第2話のご令嬢誘拐事件も、犯人は藤島家の運転手・耕吉(宮崎秋人)だとあっさり分かったが、誘拐事件を起こすに至った経緯が、じっくりと描かれていった。

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