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他人は変えられないけれど、自分は変えることができる

『嘘解きレトリック』第2話 ©フジテレビ
『嘘解きレトリック』第2話 ©フジテレビ

「相談してくれればよかったのに」と言われたとき、耕吉は「そんな情けをかけてもらうのは…」と返していたが、どちらにせよ8300円はもらおうとしていたわけで。

 どうせもらうのなら、誘拐事件もどきを起こして、幸弘の心身に負担をかけるより、すべてを話した方が、耕吉的にもよかったのではないだろうか。正直、わたしが幸弘の立場なら、「もう、こんな奴は信用ならん!」となってしまっていたと思う。

 しかし、幸弘は耕吉を責めることはしなかった。「耕吉が本心を言えない関係を作ってしまったのかもしれない」と反省をして、自分の態度を改めようとしていた。

 他人を恨んだりするのではなく、まずは自分がどうすればよかったのか? を考える。なぜなら、他人は変えられないけれど、自分は変えることができるから。

 たしかに、「あいつのせいで…」と誰かを責め続けるより、「自分を改めていこう」と思える方が、人生は好転していくはずだ。この事件を通して、幸弘に大切なことを教えてもらったような気がする。

(文・菜本かな)

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