白石聖“美の暴力”がすぎる…一方、見逃せない「違和感」とは? ドラマ『潜入兄妹』第2話考察レビュー
text by 浜瀬将樹
竜星涼と八木莉可子がW主演を務める日本テレビの土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系)が放送中。今回は、反社会的組織・幻獣の幹部の1人、”朱雀”の正体が明らかとなった第2話のレビューをお届けする。(文・浜瀬将樹)。【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:浜瀬将樹】
1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。
新たな『占拠』シリーズの繋がりが?
第1話のエンターテインメント性溢れる強烈パンチで、視聴者の心を奪った『潜入兄妹』。第2話以降でどんな仕掛けをしてくるのか? 放送前からワクワクして待っていたが、ピョンとそのハードルを飛び越えてきた。
詐欺集団「幻獣」の玄武(吹越満)に正体を見破られた渡良瀬貴一(竜星涼)は、3日以内に5000万円を集めなければ、ハコのメンバーを全員殺すと脅される。
その後、インターネット専用くじの詐欺を画策した貴一たちだったが、ある男に目をつけられて…という展開。とにもかくにも、1時間ハラハラしっぱなしだった。
ここで疑問に思った。もちろん物語が面白いのは大前提なのだが、なぜここまで『潜入兄妹』に釘付けになってしまうのだろうか。