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不破利己の推理でいじめの主犯格が浮上

『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』第2話 ©フジテレビ
『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』第2話 ©フジテレビ

 不破利己(杉野遥亮)が「わかきたか あおい」は名前を並び替えた“アナグラム”と解明したことで、いじめの主犯格である追川孝晃(豊田裕大)が捜査線上に浮上。事件の隠ぺいに加担した人物も発覚し、ますます殺人への確信を深めていく。

 それにともない、変化を見せたのが吉岡だ。事件が真相へと導かれていくうちに、彼の中にあった罪の意識やわだかまりも徐々に解けていくことになる。もしかすると「オクラ」は、メンバーの心の中にあり続ける事件を掘り起こし、解放していく物語でもあるのかもしれない。

 そう考えたときに浮かんでくる1つの事件が、結城倫子(白石麻衣)の父・真一(平山祐介)が殉職した警察官連続殺人事件だ。

 真一は、飛鷹の元相棒でもある。不破に「警察官らしからぬ行動は、真一の事件に起因しているのでは」と指摘されたことからみても、吉岡のように事件が飛鷹の中で大きな傷として残っているのは間違いなさそうだ。だとすると、オクラのメンバーには共通点があり、意味を持って集められたようにも思える。例えば、飛鷹、倫子、今回の吉岡のように、過去に大切な人を失っている者同士であるとか…。

 飛鷹が度々口にする「正義」という言葉は、今後物語の大きな柱となってくるはずだ。

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