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中井貴一&岡田将生の口喧嘩で大歓喜…『ザ・トラベルナース』が見せた”続編”の正解とは? 第1話考察レビュー

text by 浜瀬将樹

岡田将生が主演を務める木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)が10月17日(木)よりスタート。2022年に放送されたファーストシーズンから追いかける“ファンの気持ち”を救った第1話のレビューをお届けする(文・浜瀬将樹)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:浜瀬将樹】

1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。

「待ってました!」歩と静の怒涛の口喧嘩

『ザ・トラベルナース』第1話 ©テレビ朝日
『ザ・トラベルナース』第1話 ©テレビ朝日

 ファーストシーズンで病に倒れたスーパーナース・九鬼静(中井貴一)。今作の幕開けは、そんな彼の手術シーンからだった。

 ニューヨークの病院で行われた静の手術に立ち会ったのは、手術場で医師を補助し、一定の医療行為ができる「NP(=ナース・プラクティショナー)」の看護資格を持つ天才・那須田歩(岡田)。術後、彼は涙ながらに「もう大丈夫」と声をかけた。

 4か月後、退院した静を驚かせようと、歩は黄色いカサブランカの花束を持って出迎えた。そんな彼から花束を受け取るなり、静は涙を流す。ファーストシーズンでは、物腰柔らかい静が、歩に牙を向けるシーンも多々あったが…。そうか。彼も人生観が変わったのか。

 と思ったが、そんなわけもなく。静は歩にこう言う。

「術後の私に『大丈夫、大丈夫』と一日何十回も声をかけてくれましたね。あの『大丈夫』…じつに鬱陶しかった」

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