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子供たちに真摯に接する牧野の人間性

『放課後カルテ』第2話©日本テレビ
『放課後カルテ』第2話©日本テレビ

 ドラマとしての強いメッセージを感じられる一方で、牧野のキャラクターとしての魅力もじわじわと伝わってくる。命の大事さを説いたのは前述の通りだが、子供たちとの接し方も真摯そのものだ。

「不安があったらすぐに保健室に来てほしい」とまっすぐ伝えているし、第1話で保健室だよりを指摘されて作り直したのと同様に、保健室に入りやすいようなイラストを使った工夫もしている。子供の意見を聞くのは大人として存外簡単なことではないが、牧野が子供を1人の人間として尊重しているからこそできるのだろう。

 そんな牧野だが、「患者を殺したらしい」という噂の真相はまだ明らかとなっていない。ただ、2話終了時点ですでに牧野は信用に足る人間であることが十二分に示されており、どんな真相であったとしても受け入れることができそうだ。

(文・まっつ)

『放課後カルテ』(日本テレビ系)
毎週土曜よる9時放送

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