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はぐれたライオンの居場所は?

『ライオンの隠れ家』第2話©TBS
『ライオンの隠れ家』第2話©TBS

 美路人にライオンの面倒を見させるなんて無理だったのだと、きっと誰もが思ったことだろう。ところが、バスのなかでライオンがいなくなったことに気付いてパニックを起こした美路人の脳裏に、過去の出来事が過る。

 それは大学生だった洸人に、置き去りにされた記憶だ。美路人とともにバスに乗っていた洸人は、同級生と遭遇する。洸人の手には自閉スペクトラムに関する本。進路について会話する同級生たちのなかで、洸人は小さくなっているように見えた。同級生たちは、地元を離れ、それぞれに学生生活を謳歌している。

 でも、洸人は? やりたいことをやることも、行きたいところへ行くことも我慢して、美路人と生きてきた。それは決して当たり前のことであってはいけないのだ。

 もちろん、洸人が美路人のことを邪魔に思っているということはないだろう。だが、自分はみんなのようには学生生活を送れていないことを改めて突きつけられた瞬間だったはずだ。現実から目を背けるように、洸人は1人でバスを降りた。

 結局、洸人はメッセージの相手とは会うことができぬまま、美路人が保護された警察署へ向かうことに。どこまでライオンが一緒にいたのかを聞き出し、公園へ探しに行く。すると、ライオンのスマートフォンにSNSのスクリーンショットが送られてくる。それを見た美路人は、映っていたブランコの色番から場所を割り出した。

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