2人の“ラブ”にも大きな進展が
第3話は、“ラブ”の部分でも大きな進展があった回だった。SNS上でも大きな話題を集めていたが、とにかく左右馬が恋すぎる。まず、小さなキュンポイントから挙げるとするなら、鹿乃子が座るときに着物が汚れないようにすかさずハンカチを敷いてくれるところ。まわりのことなんて、気にしていないように見えて、実は細かな気配りができるのが、左右馬の魅力のひとつだ。
さらに、鹿乃子の不安と向き合ってくれるところも本当に優しい。「僕の嘘を聞いてしまうことを僕が嫌がってるんじゃないかって(思ってる?)」と聞き、鹿乃子の本音を引き出してあげる。
そして、「僕は君を受け入れるってこと、ちゃんと話そうと思って。気になってたでしょ? ずっと」とまっすぐに想いを伝える。なんだ、このできる男は…!
それだけではなく、「一緒にいると、嘘を聞く方も聞かれる方も、便利なことやしんどいこともたくさん出てくるだろうけど。1人でグルグル悩まないでよ。君はもうひとりじゃないんだから。一緒にいるから悩むんだからさ。一緒に抱えるよ?」と言ってあげるなんて、どれだけ優しいのだろう。
鹿乃子のしんどさを、理解してあげようとするのではなく、一緒に背負おうとする。他人事として捉えるのではなく、自分ごととして捉えてあげるところが、本当に素敵だと思う。