「全領域異常解決室」のメンバーは一体何者?
第1話、第2話は「一番怖いのは結局も人間」というフシがあったが、今回はちょっと様子が違う。
さらに、3話で匂わされたのは、「全領域異常解決室」のメンバーは何者なのか? というところだ。内閣官房酷寒安全担当審議官・直毘(柿澤勇人)がヒルコの相談を全決・局長である宇喜之(小日向文世)に異常事件の捜査依頼を持ち込むわけだが、直毘から若干、宇喜之への畏怖のようなものを感じる。
全決の存続のために、全決がヒルコと結託しているのでは、という話を持ち出すと宇喜之は穏やかに微笑む。それに少し焦ったように、「あなた方を疑うなんて罰当たりですから」と付け足す直毘。あまり人間に対して罰当たりだなんて言わないような…。
そして、宇喜之の言葉もなんだか神目線だ。
「愚かな人間に情報発信させる道具を与えたからです」
となってくると、興玉の「分からないことがあってもいいじゃないですか。全て知ろうとするなんて人間の傲慢です」も違う意味を帯びてくる。