次回、冬月が帰国する…。
宏樹という人間がつまびらかになり、共感性が高まったことでさらに残酷さを増す「托卵」という事実。忘れてはならないのが、もう1人の当事者、冬月の存在である。
ピュアでまばゆい映像と冬月の爽やかさで錯覚しそうになるが、美羽と冬月は不倫関係。回想で「日本に大切な人がいるんだ、その人と一緒になる」「いつか紹介する」と同僚に話していたあたり、冬月に不倫の自覚があまりなさそうなのが気になるところ。
第2話のラストでは、ついに美羽と冬月の子どもが生まれる。子どもを抱き、感動と葛藤と、父性が溢れて泣きじゃくる宏樹。そして予告には、日本に帰国する冬月の姿…。ああ、第3話も存分に感情を揺さぶられるのだろう。
(文・西本沙織)
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