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月曜日からショッキングな展開… NHK朝ドラ『おむすび』、阪神・淡路大震災の描写に身震いする視聴者が続出したワケ

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第21話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

辛い描写に思わず目を覆う。倒壊した神戸の街

連続テレビ小説『おむすび』第4週 第21話 ©NHK
連続テレビ小説おむすび第4週 第21話 ©NHK

 糸島フェスティバルでのパフォーマンスを終えた結(橋本環奈)は、海辺で四ツ木翔也(佐野勇斗)に9年前の1995年1月17日に起こった出来事を話し始める…。

 当時6歳の結(磯村アメリ)は神戸で、父・聖人(北村有起哉)と母・愛子(麻生久美子)が営む床屋の上の自宅に住んでいた。その頃、聖人は商店街にアーケードを設置するため、商店街に店を構える店主たちから署名を集めていたが、唯一、靴職人の渡辺孝雄(緒方直人)からは賛成を得られなかった。

 そこへ、中学生時代の歩(高松咲希)が親友・真紀ちゃん(大島美優)と一緒に床屋に帰ってくる。真紀は父である孝雄から歩と遊ぶことを禁止されていたが「父の言うことは関係ない」と言って、その日も2人はショッピングに行った帰りだった。夕方、2人は「また明日」と言って別れた。

 その夜、突然大地震が起こり、家具は倒れて屋根が落ちてくる。現在の結は震災を振り返り、当時は小さかったこともあり、記憶が不鮮明ではあるものの、避難所に逃げたことは覚えていた。一方、歩は真紀の姿がないことを気にしていたが、同じく避難してきた商店街の面々によると、別の避難所にいるのではということだった。

 また夜になり、鮨詰め状態の避難所で空腹を我慢する人々の元へ、おむすびを持った女性が到着する。やっとありつけた食事だったが結は、冷めたおにぎりを口にして、何気なく「おばちゃん、チンして」と言ってしまう。愛子はすぐさま謝罪するが、おむすびを作ってくれたおばちゃんは、「街も道路もめちゃめちゃで避難所までの道のりが険しく時間がかかった」と言い、思わず涙を流すのだった。

 先週放送の糸島フェスティバルの賑やかな雰囲気と一転、阪神・淡路大震災の描写が映し出された『おむすび』第21話。

 ショッキングな内容だったため、Xにも困惑する視聴者の声が溢れていた。「辛いなぁ、、、」「自分の住んでた街がひどいことなってるの見続けるのは辛いよな」「地震怖かった、ってのもあるけど大変なのはその後なんだよ」など、多かれ少なかれ、視聴者もダメージを負ったようだ。

 明日以降の放送で、結たちはどうなってしまうのだろうか。「真紀ちゃんち、どうなったんかな」「月曜日からこんな展開、今週持つのか私」といった声も上がっていた。

(文・野原まりこ)

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