向井理にまだまだ翻弄される予感…。
違和感、といえば、祥吾たちの家を見て、そこに愛生たちが暮らしていた「想像がつかない」とも洸人は考えていた。この違和感は、今後の展開の布石となりそうだ。
祥吾に接触しようとしていた洸人の様子を、牧村(齋藤飛鳥)がX(岡山天音)に報告していたことを踏まえると、愛生はライオンを連れて祥吾のもとを去る計画を立てていたのではないかと推測できる。それを手伝っているのがXだ。不倫相手と噂されていたのも、Xだと考えると辻褄が合いそうだ。
では、なぜそんなことをしなければならなかったのか…。ライオンの背中のあざや「ここにいれば安全」と呟いたことから、祥吾によるDVの可能性が高いかと思っていたが、祥吾から離れない部下らしき男(後藤剛範)の存在が気になる。
一族経営であるたちばな都市建設のなかで祥吾だけが平社員ということから、あの男は部下というテイをとった祥吾の監視役という可能性も考えられる。リニアに関する何らかの不正に加担していて、告発をしないように見張られているとか…?
キャバクラで酒を飲む祥吾の姿も、笑顔でこそあったものの、心の底から楽しんでいるわけでなさそうだった。いや、そう見たかっただけかもしれないし、まだまだどんなふうにも捉えられる余地を残しているところこそ向井理という俳優がこの役どころを任せられている意味なのだろうが。早く真実を知りたいと思う一方で、もっと翻弄されたいという気もしてくるから不思議だ。