リアルすぎる震災描写に朝から戦慄…。NHK朝ドラ『おむすび』仲里依紗“歩”に影響を与えた真紀ちゃんの運命に涙したワケ
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第22話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
被災した町並みがリアルすぎる…。
震災発生から1日が経った。聖人(北村有起哉)は「家を見にいく」といって避難所を出ていってしまう。後を追う結(磯村アメリ)、歩(高松咲希)、愛子(麻生久美子)が目の当たりにしたのは、ペシャンコに潰れた家だった。
そうして避難所に戻った米田一家は、別の避難所にいると思われていた渡辺(緒方直人)に会う。歩は渡辺に真紀(大島美優)がどこにいるのか問うが、言い淀んだあと、真紀は倒れてきたタンスの下敷きになって亡くなったという…。
震災発生から3日後。歩は完全に生気を失っていた。聖人は、潰れた家からかろうじて残っていた歩の宝物入れを持ってくる。
結(橋本環奈)が話し終えると、そばで聞いていた四ツ木翔也(佐野勇斗)は涙を流す。そこへ、ご機嫌な様子の永吉(松平健)がやってくると、糸島フェスティバルの打ち上げをやるといい、強引に四ツ木を連れ出した。
これまで結と歩の間でわだかまりとなっていた「真紀ちゃん」が、震災で亡くなっていたことが明かされた。大地震で倒壊した建物が映し出され、ショッキングな描写も多く、人々の心に大きな傷を残した阪神・淡路大震災の様子がリアルに再現された回だった。
これを受けた視聴者による、Xへの投稿は以下のとおりだ。「ちょっと言葉が出てこない…。」「決して他人事ではない。」「孝雄のワンカップ酒を持つ手が震えてる。寒さだけじゃなくて、悔しくて、辛くて手が震える…いくら呑んでも酔えないのよな、ああいう時って…。」「朝から通勤JRで見て泣きながら出勤。」など、衝撃を受けた人が多数。
結が話し終えたところで、陽気な永吉が強引に空気を変えてくれたことで少し救われたような気がする。これからは糸島に戻ってきた歩が、どんな事情を抱えているのかが気になるところだ。
(文・野原まりこ)
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