見惚れつつ笑ってしまう…菜々緒の演技がスゴすぎる。ドラマ『無能の鷹』でみせる稀有な“女優力”の秘密とは? 徹底考察
text by 望月悠木
金曜ナイトドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)が好評放送中。主人公・鷹野ツメ子が、バリキャリの有能そうに見えて実は”無能”であるというそのギャップを、主演の菜々緒が見事に演じている。今回は、原作の面白さを体現して見せた菜々緒の魅力に迫る。(文・望月悠木)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題、サブカルチャーに関する記事の執筆を手がけています。今知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けています。(旧Twitter):@mochizukiyuuki
『無能の鷹』で菜々緒が放つ恐るべき”説得力”
金曜ナイトドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)で主人公・鷹野ツメ子を演じる菜々緒の演技から目が離せない。
本作は、営業部に所属し、一見仕事ができそうな有能オーラをまといながらも、「燃費」を「もえぴ」と読み間違えたり、マウスを使ってパソコンのフォルダを開けなかったりなど、規格外の無能さを発揮する鷹野の働きぶりを描くお仕事ドラマである。
はんざき朝未が手がける原作漫画は、2020年12月「このマンガがすごい!2021」オンナ編で第11位を獲得。2021年には「ebookjapanマンガ大賞」にノミネートするなど以前から注目されている作品だ。
そんな話題作がこの秋に満を持してドラマ化されたが、原作ファンの期待を超える内容と言って良い。原作の面白さを忠実に再現できている理由として、とりわけ菜々緒の演技力・存在感が光っている。