橋本環奈”結”とハギャレンの関係が遂に父にバレる…ギャルを毛嫌いする理由とは? NHK朝ドラ『おむすび』レビュー
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第24話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
聖人が感じてきた苦労
米田家は、糸島フェスティバルの打ち上げで大盛り上がり。聖人(北村有起哉)はギャルたちが家でパラパラを踊っている姿をみて驚き、結(橋本環奈)を問いただす。
聖人がギャルを嫌うには理由があった。平成7年、震災から半年が経ち、神戸の復興も少しずつ進んでいた頃。親友を亡くして心に深い傷を負った歩は、部屋に閉じこもったままだった。聖人は、愛子(麻生久美子)に神戸に戻ろうと提案するが、歩や結を心配した永吉(松平健)に止められる。
平成8年4月。高校に進学した歩は、入学初日から金髪につけまつげ、ネイルをして登校。学校から呼び出されてしまう。聖人は髪を染め直すように言いつけるが、愛子はギャル姿を受け入れ、別の学校に通ってもいい、その代わりに高校は必ず卒業するように約束させる。
しかし、その後、歩は天神で傷害事件を起こし警察に補導されてしまうのだった…。
結から愛子に、そして聖人へと視点を変えて震災当時を振り返る第5週。同じ家族でも、一人一人考え方や見ている先が違うために複雑な状況が生み出されていく…。
第24話は、聖人の目線で歩の過去を垣間見ることができた。Xに投稿された視聴者の声もご覧いただこう。「金髪の威力ってすごい。歩が別人に見える。」「入学の日に娘が金髪になったら腰抜かすよな。」「環境の変化に一番心がついていけなかったのは、お父さんじゃないのかな」など、聖人の目線に立った投稿が多く見られた。
また、宴会シーンで佐野勇斗演じる糸島のヨン様こと四ツ木翔也が、『冬のソナタ』のヨン様の真似をさせられているワンシーンや、歩の金髪姿をみた永吉が「どちら様ですか?」と問いかけるシーンなど、ところどころに挟み込まれるユーモア溢れる描写も視聴者の心をつかむ。「ヨン様がヨン様してた」「宴会の永吉とハギャレンと四ツ木くんのヨン様で爆笑した」「歩に『どちらさんで?』と言う永吉、天然ボケか、それとも何かを感じながらのあえてのリアクションか、どっちか分からない具合がマツケン凄い」
そして明日は、何が語られるのか。「少しずつ明かされていく過去」「あ〜早く明日の回が見たいよ〜」といった投稿も見られ、明日の放送にも期待が高まる。
(文・野原まりこ)
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